NHK連続テレビ小説『あんぱん』におけるMCM

NHK連続テレビ小説『あんぱん』におけるMCM

ミッドセンチュリーモダン好きの方なら現在放送中の朝ドラ「あんぱん」で登場するマンションや家具に注目された方も多いのではないでしょうか。

劇中に登場する家具や建築、小物は一見するとシンプルながらも個性的な佇まい。その正体は、1950〜70年代にかけて世界的に広まった ミッドセンチュリーモダン建築の流れを汲むデザインです。

直線的で無駄のないフォルム、ミッドセンチュリーな家具や小物、大きな窓から差し込む自然光、そしてアトミック感のある空間づくり。まさに当時の「機能美と快適さを両立させた住まい」を象徴しています。

ドラマの登場人物たちが日々を過ごす舞台として、この建築様式が選ばれているのも納得です。現代の私たちが見ても古さを感じさせない普遍的な美しさがあり、当時の「未来への希望」までも映し出しているように思えます。

「あんぱん」の物語を楽しむと同時に、背景にある建築デザインにも目を向けると、ドラマの世界観がより深く味わえるはずです。

※画像はNHK公式サイトより

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